デニムはずっと大好きで、俺のモノ好きもここから始まった?ってくらいのマストアイテム。確か18か19歳の頃だかに、雑誌「BOON(ブーン)」で、「Denime(ドゥニーム)」や「EVIS(エビス)」といった、国産レプリカブランドが特集されてて「こんな世界があるのか!?」って貪るように読んだのを覚えてる。
当時、デニムは「LEVI’S(リーバイス)や「Lee(リー)」しか知らなかったからほんと衝撃だったなー。あれから20年以上、相も変わらずデニムが大好きです。

今愛用してるのが「BONCOURA(ボンクラ)」のデニム。ボンクラはデザイナーの森島氏が2011年に立ち上げたデニムをメインとしたブランドで、メイド・イン・ジャパンで経年変化が楽しめてできるだけ長く着られる服なのが特徴。
よくあるレプリカブランドにありがちな、ヴィンテージを完全復刻!だけじゃなく、現代のトレンドを上手く掴んで味付けしてるのがお気に入りポイントなんだよね。以前、元SMAPの草彅さんもYouTubeで紹介してた。

ボンクラで特に気にいってるのがテーパードなシルエット。ボンクラの66モデルは腰周りから腿にかけてゆったりしつつ裾にかけてテーパードが入ってるのが特徴。この野暮ったくない絶妙なシルエットは、66モデルに限らずXXモデルもシンチバックモデルもそう。このシルエットのおかげで、きれいめなジャケットにも合わせられるし、なんならジャケット+BONCOURA+ビルケンで営業行ってたしw
もちろん生地は原綿選定から試行錯誤を重ねたというオリジナルの14.5oz。最初は少し毛羽立ってて触るとザラッとしてるまさにヴィンテージな感じ。でも穿きこんでいくとコシがありながらも柔らかく滑らかな肌触りの絶妙な風合いに仕上がっていく。なるほど、これなら長く穿けそうだって実感できる。
もちろん、縫製やパーツもこだわり満載。革パッチは原皮から鞣した鹿革だし、ボタンやリベットなどすべてBONCOURAオリジナルというこだわりよう。特に、ボタンは個性的なデザインで、単なるリメイクじゃないぞ感があっていいんだよねー。腰裏のラベルとスレキに刻印されたスタンプもこだわりありでニヤニヤする。

デニムの醍醐味たる色落ちは点で落ちてくXX風でかなりいい感じ。ぱっと見「WAREHOUSE」に似てる気がするけど、けっこう濃淡がはっきり出てくる色落ちかな。耳や裾のアタリもしっかり出てるし、糸もほつれるところはちゃんとほつれてるしで、全体的にかなりいい風合いに育ってると思う。自画自賛w。でもまだ濃紺な部分も残ってるから、さらに穿きこんで育てていかないとなー。
着用期間は1年くらいで、平日はほぼ毎日穿いてたし、洗濯は夏でも冬でも汚れたら洗うであまり気にせず、ほぼ週1くらいで洗ってた。デニムはできるだけ洗わないって人もいるけど、歳を重ねた今となっては「デニムはガシガシ穿いてガンガンが洗う」が真理だと思っています。はい。そのほうが生地も長持ちするしね。
ただし、洗剤は無蛍光・ノンシリコンの「THE 洗濯洗剤 The Laundry Detergent」を使用。デニムの大敵である油分の分解に期待して使ってみたけど、なかなか期待通りの色落ちになってると思う。もう少しインディゴが残るとさらにいいので、次回はボンクラの洗剤とかウエアハウスの洗剤を試してみようかな。
色落ち具合は写真を見てもらったほうが早いので幾つかピックアップしてみた。ボンクラデニムのエイジングをご覧あれw



ボンクラの66モデルを1年穿いてみた感想を一言で表現するなら“ちょうどいい”ってのが適当だと思う。テーパードなシルエット、オリジナル生地と色落ち、ディティールのこだわりはもちろん素晴らしいけど、なによりも俺の体型に合ってるってのが大きいなと。腰回りの余裕、股上の深さとか、穿いてよしだし歩いてもよしというフィット感がめちゃ快適でよくできてるなと。いろんなブランドのデニムを履いてきたけど、BONCOURAのデニムはほんと穿きやすくて快適なんだよね。
強いていうなら、ちと値段が高いことくらいかなw。デニムで3万超えはよっぽどのデニム好きじゃないと厳しいだろうし。でも逆に言えばよっぽどのデニム好きなら投資する価値は大いにあると思う。ちなみに俺は次の一本もまたボンクラにしようかなと企み中。次は王道のXXモデルにするかよりテーパードを求めてZモデルにするか。悩ましいw