正直、G-SHOCKさえ持ってれば他に時計なんていらない。そう断言してしまえるくらいに、圧倒的タフネスを誇る耐衝撃性はもちろん、GPS電波受信、ソーラー充電、スマホ連携などなど、テクノロジーの進化はとまらない。所有欲を満たしてはくれるのは高級時計だけど、実用性となるとやっぱりG-SHOCKだ。これぞ定番モノ、男の道具といえる。

もう20年近く愛用してるのが、G-SHOCKの「DW-5600E」。ELバックライト付きで1996年に復刻されたもので、いわゆる「スピードモデル」だ。なにかのプレゼントで嫁が買ってくれたんだったかな。以来、まだまだ現役で頑張ってくれている。電池交換は1回したかな?記憶にないくらいw
DW-5600Eは映画『スピード』でキアヌ・リーブスが着用してたことで人気が爆発したというメモリアルなモデル。小ぶりで無駄のないスクエアなデザインが、劇中のキアヌにめちゃくちゃ似合ってた。
G-SHOCKは何本か持ってたけど今でも手元に残っててかつ登場回数が多いのはやっぱりDW-5600Eなんだよな。スクエアケースのベーシックかつシンプルなデザイン。黒に白と水色のカラーリング。これが最高に格好いい。
さすがにエイジングしまくりで角が丸くなったり欠けたり摩耗したりしてるけどそれがいい。ステンレススチールの高級時計とはまた違う経年変化と味わい。樹脂バンドも使い込んでいくと腕に馴染んでくるような気すらする。

でもさすがに、バックライトはボタンを押しても点灯しないし、そろそろ電池切れの予感。なんなら、外装もひび割れていていつ剥がれてもおかしなくいほど劣化している。他のG-SHOCKもぜんぶ電池切れだしそろそろ電池交換&修理に出さないとだ。
もし修理が難しいとなって買い換えるなら、同じ「DW-5600E」一択なんだけど、5600のデザインとカラーリングを受け継いだ「G-5600E-1JF」も気になるところだ。むしろ、G-5600E-1JFは、ソーラ充電も追加されていて最強では?……と思いがちだけど冷静になろう。ソーラー充電は電池交換不要ではないのだから。
なぜなら、ソーラーで発電した電気を蓄える二次電池(充電池)には寿命があるからだ。一般的に二次電池の寿命は5年から10年と言われているらしく、劣化してしまったらとうぜん交換が必要になってくる。なので、下手すると10年超えて保つ通常電池モデルと比べて、交換コストをどう判断するかがポイントになってくる。

とはいえ、G-5600E-1JFは新しいモデルだから、フルオートELやワールドタイマー付きで、厚みもやや薄くなってる。これらの機能やデザイン狙いで、ソーラー充電はオマケもしくはお試しくらいで考えるならぜんぜんありだと思う。そもそも、このモデル狙いの時点で機能よりデザイン重視だろうし。
そういう意味では、俺もソーラー充電はオマケでOKだし、なによりフルオートELに惹かれる。明暗を感知して腕を傾けるだけで発光するなんて超便利そう。DW-5600Eは夜だとほぼ文字盤見えないし、両手がふさがってるとライトのボタン押せないからさっぱり時間がわからない問題があったからなーw
いずれにしても、スピードモデルが俺のなかでのNo.1 G-SHOCKだ。