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このブログについて
Author:ken4
東京都渋谷区在住。気づけば40代半ば。5人家族のお父さん。Web系フリーランス。定番モノ好き。エイジング好き。

IWCのインヂュニア(IW322701)を愛用して5年。そろそろオーバーホールのタイミングかな。

IWCの「インヂュニア」を購入したのは2016年初頭なのでもうすぐ5年の付き合いに。平日はほぼ毎日付けてるがゆえに増える傷もすべて味となり愛情マシマシ。ジェラルド・ジェンタのデザインと鉄塊のような厚みと重量感は唯一無二です。

IWCの時計 インヂュニア(IW322701)

あらためて、インヂュニアという時計の歴史、旧モデルの魅力について語ってみたいなと。

当時、それまで愛用してきた同じIWCのマーク15がちょっとお疲れ気味だったこと、仕事も新たな挑戦に踏み出すタイミングだったことで、「俺おつかれ&心機一転!」の思いで購入しました。

ただし、購入したのは現行モデルじゃなくて少し古い旧モデル(IW322701)。なぜ新しいモデルを選ばなかったのか?それは、旧モデルにこそインヂュニアという時計の個性であり魅力、インヂュニアをインヂュニアたらしめる“コダワリ”が詰まっているからなのです。

目次

インヂュニアの歴史と旧モデルの魅力

インヂュニアの歴史はけっこう長くて、1955年に登場してから、何度か製造中止になりがらも発売され続けていて、パイロットやポルトギーゼ、ダ・ヴィンチなどと並ぶ、IWCの代表的モデルの一つだ。インヂュニア(IW322701)までの流れをざっと追っかけると……

インヂュニアといえばジェンタ・デザイン。初代は1955年に製造され、時計デザイナーのジェラルド・ジェンタが設計した2代目「インヂュニアSL」の独創的デザインで話題に。その後ジェンタ・デザインの系譜を引き継ぎながら2001年に製造中止に。

そして、2005年にインヂュニア(IW322701)としてジェンタ・デザインの「インヂュニアSL」の系譜を引き継ぎながらも、大きくモデルチェンジして待望の復活をとげたのが、インヂュニア・オートマティックで、俺が購入したのはこのモデルです。

圧倒的な耐磁力性能

インヂュニアはもともと放射線技師のために作られたモデルで、8万A/m(約1000ガウス)という圧倒的な耐磁性能こそがインヂュニアの一番の特長であり、インヂュニアをインヂュニアたらしめる肝になります。まさに「NO耐磁NOインヂュニア!」

そんなインヂュニア(IW322701)は、当時新しく開発されたIWC自社製キャリバー8010でペラトン自動巻き機構を搭載し、精度と信頼性は抜群。新開発キャリバーってところに、IWCのインヂュニアにかける本気が伝わってきます。

大きく分厚いケース

新しいインヂュニア(IW322701)は、自社製キャリバー80110を搭載したことで、ケース経が42.5mmにサイズアップして、前モデルと比べると8.5mmほど大きく成長(笑)

IWCの時計 インヂュニア(IW322701)

さらにさらに、帯磁性能を備えた軟鉄製インナーケースを合わせたことで厚さは14.7mmにもなり、重量も216gとかなりの存在感に……。個人的にはデカ厚とまではいかないギリギリのサイズ感だと思うけど「筋トレ?」と突っ込まれても反論はできません(笑)

3針、デイトあり、黒文字盤、SSブレスと、いたってシンプルでありながら、圧倒的な超耐磁性能を誇るのがこのインヂュニア(IW322701)。使ってみて実感するのが、そのデザイン、機能性、着用感、存在感……たまらない。

視認性の高い無骨なフェイス

インデックスは「12」と「6」がアラビア数字で他はバータイプ。どっちも立体的なデザインで、太めのペンシル針とあいまって、じつに男らしく無骨な雰囲気がマシマシ。もちろん視認性は抜群。デイト表示も見やすい。

バーもアラビア数字も好きな俺だけど、インヂュニアは「12」と「6」だけアラビア数字なのがなんとも味があるというか、エロいというか……。とにかく、見ててまったく飽きない。ご飯おかわりできます(笑)

文字盤は黒で地味っぽいけど、よく見るとギョーシエ彫りで高級感あり。バーインデックスの外周に5分刻みのメモリがあるのもアクセントになっててカッコイイ。ちょっとミリタリーぽい雰囲気だなと独りニヤニヤ……。

精度もさすが。日差1秒とか2秒くらいかな。2秒ないくらいかも。リューズもガードがないむき出し状態で、デザイン的にシンプルでカッコイイ。ゼンマイの巻き上げもカリカリって感じで心地良い。

抜群の装着感で重さは気にならない

鉄の塊かのごとき、42.5mm、216gというサイズと重さも、実際に装着してみるとまったく気にならない。正直、最初は心配してたけど、これが意外やまったくの杞憂だった。5年使ってきてぜんぜん問題なし。

IWCの時計 インヂュニア(IW322701)

その理由は、ブレスの質感と装着感にあり。IWCはブレスの造り込みが素晴らしいブランドで、その質感と滑らかさ、剛性はインヂュニア(IW322701)のブレスも抜かりなし。丁寧な仕事とコダワリはさすがIWC!

そんなブレスを腕につけると、マーク15のしっとりした装着感とはまた違う、ガシッとした絶妙のフィット感が。もちろんコマ調整して腕のサイズに合わせるのは必須。そうすれば、もはや腕と一体化して重さはまったく気になりません。

使い勝手良し&被り知らず

4年ほどヘビロテしてるけど、シーンを選ばない汎用性もお気に入りポイント。購入当初は主に仕事用として考えてたけど、今ではオフでもぜんぜん着けまくり。シンプルなデザインなのでオン・オフいけちゃいます。

さらには、まったく周りと被らないのもまた魅力で、未だに街で同じモデルを見かけたことがありません。そもそもIWCはロレックスと違ってレアキャラだからってのもあるけれど(笑)

唯一まる被りしたのは、IWC大好き(ジェンタ好き)先輩と飲んだときだけ。お互いに初めて被ったと大盛りあがり。どんだけマニアックな時計なんだ(笑)

まとめ

IWCの時計 インヂュニア(IW322701)

インヂュニアも最新の現行モデルでは、帯磁性能を捨て去るモデルも出るなど、没個性的な方向にシフトしてしまった……。デザインも初代インヂュニアに回帰したクラシック路線で物足りない。「 INGENIEUR」の文字消したらダメだろ……。

というわけで、圧倒的な耐磁性能。魅惑的なジェンタ・デザイン。まるで鉄塊のような重厚感と存在感。旧モデルのインヂュニア(IW322701)こそが、俺が信じるインヂュニア(IW322701)であり最高かつ至高。異論は認めます(笑)

そんな、IWCのインヂュニア・オートマティックは、マーク15ともども永い付き合いになること間違いなしです。まさに永世定番。一生モノですね。

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この記事を書いた人

東京都渋谷区在住。気づけば40代半ば。5人家族のお父さん。Web系フリーランス。とまらない物欲。定番モノ好き。エイジング好き。夢は家族でハワイ旅行。

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